最近、髪の毛を茶色などに染めた子供を多く見かけますが、

染毛剤に含まれる化学物質には皮膚炎や身体などにトラブルを引き起こす危険性が高いのです。

特に抵抗力の弱い子供の場合は、安易な思いが、取り返しの付かない結果を招く可能性があります。
(2007年、産経新聞生活面からのリポートを参考にしています)

東京都生活安全課が2006年、12歳以下の子供を持つ母親を対象に行ったアンケート(有効回答数1,146)によると、子供の髪の毛を染めた経験がある母親は4・1%。初めて染めた年齢は4、5歳をピークに未就学児が63%を占めていました。

「おしゃれのため」が70%と最も多く、「子供にせがまれて」や「自分の毛染めが余ったから」など、深く考えずに行っている実態があり、染毛時には、化粧品であるヘアスプレーなどの染毛料か色持ちが長期間続く医薬部外品の染毛剤を使いますが、都の調査では毛を染めた子供の8割以上が、頭皮のトラブルの元になる染毛剤を使用していました。

染毛剤はさらに、メラニン色素を壊す脱色剤と、脱色と化学染料の浸透を同時に行う酸化染毛剤に分けられますが、脱色剤に含まれる過酸化水素は皮膚や目に刺激が強く、酸化染毛剤に入っているパラフェニレンジアミンはぜんそくや腎臓障害、急性アレルギー反応を発生させる可能性があります。

最初は問題なくても、繰り返し使っているうちにかぶれなどのアレルギー症状が現れ、以後はずっとアレルギー体質になってしまうこともあります。

トラブルの報告は全国であり、国民生活センターなどには「ブリーチを使ったら髪がすべて抜け、医師から『もう生えてこないかもしれない』といわれた」「カラーリング剤を使って腎臓を悪くした」といった相談が寄せられています。

しかし、都の調査では、市販の染毛剤・脱色剤35商品のうち、「幼小児への使用禁止」を表示していたのは15商品だけ。都では「日本ヘアカラー工業会」を通じて会員の35社に幼小児への使用禁止を表示するよう要望しましたが、強制はできないのが実情です。

安易な動機で、かわいい子供さんが辛い思いをする可能性があるため、子供への毛染めはやめましょう。

使用する場合は、毛染めの専門知識や経験のある専門美容師の指導を受けることをお奨めいたします。

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